2.5次元って言葉考えた人は天才-舞台リコリコ感想キャラクター編-
ご無沙汰です。
このブログも開設から気づけば約1年と半年が経過しておりました。
その間更新したのはたった4件。
まあ飽き性だったりその間色々あったりでまったく更新する気にならなかったわけですわ。
空白期間の説明はこのくらいにして今回は車関係でなくタイトル通り舞台リコリスリコイルを観てきた感想です。
今まで様々な映画を観てきたのでその感想でも書こうと思ったこともありましたが、めちゃくちゃに語りたいと思えるほどの気持ちになる作品がなかったのが正直なところです。
ただし今回観た舞台は別物です。
めちゃくちゃに気持ちが高ぶったのでつたない文章でダラダラと感想や思ったことを綴っていきたいと思います。
まず舞台を観に行った経緯ですが、アニメ本編が非常におもしろかったからというのもあります。ですが、本命の理由は「舞台を観に行ったことがなかったから」です。
今現在の私、正直時間が有り余っている状態でして。せっかくなら経験したことないことをしてみようと思った矢先、舞台化の話が発表されたわけです。
「映画はよく観るけど舞台は見たことないなぁ」
というわけで好きな作品だし観劇デビューにはちょうどいいなと思いチケをとったわけです。
で、とりあえずの一言感想ですが
「めちゃくちゃ良かった」の一言に尽きます。
何だったら泣いたし2回見ました。1回目を鑑賞して帰宅後、千秋楽のチケをためらいなく取りました。
アニメ版の雰囲気を壊すことなく、それでもって舞台版は舞台版の良さを前面に押し出した作品でした。
出演している役者さん、キャラクターたちは外見も言わずもがな発声や声色、息遣い、果ては細かい動きや表情までもをオリジナルであるアニメ版のキャラクターたちに完璧に寄せていました。
千束のコロコロ変わる表情やコミカルな動き、たきなの仏頂面から感情のこもった表情になる瞬間、真島の独特な発声や悪役ながら魅力的に感じる不思議な雰囲気、ロボ太のいい意味での小物感などなど・・・。
挙げだしたらキリがないのですが出演した演者さん全員がそのキャラクターたちを舞台上に生かしていたというかなんというか。
そしてリコリコで忘れちゃいけないのがアクション。
リコリスたちが雑魚敵を鮮やかに倒したり、息の取れた連携が舞台版でもしっかりと再現されています。
このアクションもキャラクターたちを引き立たせる要素の1つだと私は思っています。
そしてそのアクションのほとんどを銃撃が占める作品ですが、特筆したいのが千束のC.A.Rシステムを混ぜたアクション。
C.A.Rシステムをざっくりと説明すると屋内や閉所での近接戦闘時を想定した銃の使い方の1つと捉えていただければ大方あってるかと(間違ってたらスンマセン)
独特な銃の構え方が特徴的でアニメ放映時にも一部で話題になっていましたが舞台版でもしっかりそこが殺陣で再現されていて千束のプロフェッショナル感をより一層強めていると感じました。
今作のリコリス以外で殺陣があるのが真島ですが、リコリスたちとは違ったスタイルでこれまたいい。
真島がどういった経緯で銃の扱いや格闘術を覚えたのかは明かされていませんが悪役らしく荒々しい攻撃が彼の戦闘スタイルで、こちらも記憶に残る殺陣でした。
特にラストの戦闘シーンでの荒々しいフロントハイキックは取れた座席の位置も相まって印象的でした。
他にも舞台という性質上、舞台の場所ごとで違う場面が演じられたりします。
(例:舞台左端にいるキャラクターの回想シーンを舞台中央~右側で演じる等)
その際ライティングする場所で客の視線を誘導するのですが、例に挙げた場面であればライトが当たっていないところにも回想中のキャラクターたちは存在しているわけでして。
その間ライトが当たっていないキャラクターたちも動いています。セリフすらありませんが会話をしているような動きをしたり、体勢を変えたり。
その1つ1つが「ああ、あのキャラクターならそういう動きするだろうな」という動きで
舞台上にいる限り、例えスポットライトが当たっていなくてもそのキャラクターたちが生きていることを訴えかけてくれます。
画面の向こう側にいたキャラクターたちが自分たちの目の前で生きている、そんな表現が冗談抜きでハマるお芝居でした。
と、ここまでキャラクター、演者さんを中心に書き綴りました。
次回はストーリー構成や場面、見せ方を中心に書きたいと思います。
もうあと2,3回区切ることになるかもしれませんが、よろしくです。